2017年3月11日土曜日

何かを楽しむこと

 忙しいと艦これに睡眠時間を食われますね……。ちゃんと計ったことは無いですが、日々の演習や遠征、出撃の補給艦や空母を狩る任務だけ(「南西諸島海域の制海権を握れ!」はやっていないです)で3時間くらい取られている気がします。

 前も考えていましたが、その時間でアニメや映画を観たり本を読んだりブログを更新したりした方がいいのではないかと思わなくもないのですよね。そう思って日々の艦これに掛ける時間を大幅に削ろうとしたこともあるのですが、艦これもやっぱり好きなので、結局無理でした。しかし好きではあるけれど、楽しいかというと微妙なのです。惰性でやっている感じがしますし、プレイ内容自体も毎日同じ作業の繰り返しなので。イベントも毎回終わり際に慌てて始めてE-1やE-2をクリアするかしないかという感じです。

 ただ、そのくらいやる気が無くてテキトーでないと続かないゲームなのだろうなというのは周りを観ていても思うところではあります。イベントに備えて(またイベント自体においても)大変な努力を要請される一方で、戦闘やドロップにおいては運要素が強いので、その努力が報われるとは限らないからです。目標や期待を抱いてプレイしているユーザほど努力するし、努力しているほど報われなかったときの怒りや徒労感は大きいはずです。

 タモリさんがよく番組を長続きさせるコツを尋ねられて、「一生懸命やらないこと」というような回答をしていた記憶があるのですが、あらゆることにおいて頑張らない、一生懸命やらないというのは、長続きさせるコツなのかも知れません。

 でもある程度こだわってやってみないと分からない面白さというのもあると思うし、つらくても(過程は面白くなくても)一生懸命やらないと到達できない境地というのはあると思うので、難しいところですよね。少なくとも「長続きさせる」ということを目標に据えるなら、そこそこの努力は必要という訳です。なぜならば面白さが分からないと、いくらテキトーでいいやと思っていても続かないからです。

 とは言え、勉強や仕事ならともかく、趣味や遊びといったことであれば、別に長続きするかどうかということはさほど重要な問題ではないですよね。続けたい(面白い)と思えば続ければいいし、やめたい(つまらない)と思えばやめればいいだけなので。基本的にはそれだけのことのはずなのですが、それも簡単ではないのが悩ましいところです。

 「現時点は面白さが分からないけど、(周りが楽しそうにしているし)分かるようになりたい」「面白いのだけれど、優先順位を考えると本当はもっと別のことに時間を割いた方がいいのではないか」「つらいからやめたいけれど、同時に面白さも感じているのでやめられない」「つらいし、面白さもあまり感じていないのだけれど、今までの努力が無駄になったり習慣を変えられなかったりしてやめられない」などといったことがあるからです(私が今このような状態なのでしょう)。

 畢竟するに、何かを迷わず集中して楽しむ為には、(1)自分が何をしたいか把握した上で、(2)それらに優先順位を付けて、(3)実行に移す、ということが出来ないといけない訳です。私はそれが苦手だから、だらだらと楽しいのか楽しくないのか分からないことを続けたり、それ故に、やれば面白いと分かっていることに手を付けられなかったりするのでしょう。