かねてから大変楽しみにしていた『ジャングル・ブック』を観に行って来ました。期待していた通り動物のCGがとても綺麗でした(予告編を最初に観た時は一瞬本物の動物が動いているのかと思ったほどです)。内容は個人的にそれほどではありませんでしたが(でも複数回観るとまた感想が違って来るかも)、「自分が誰かであることではなく、自分が自分であることそれ自体に、自分がここにいていい理由がある」というメッセージ(と私は勝手に受け取りました)は良かったのではないかと思います。それから、以前劇場で流れた字幕の予告映像で「I'm Mowgli! This is my home!」が「僕がジャングルを守るんだ!」と訳されていて、「直訳の方がかっこよくない?」と思っていたのですが、吹き替え本編では「僕はモーグリだ! ここが僕の家だ!」という感じで訳されていたのも良かったです。字幕版だともしかしたら(人間が一度に読める)文字数の関係などで上記の訳になったのかも知れません。
楽しみにしていたと言っておきながら原作の小説や67年のディズニーによるアニメーション映画、94年の実写映画、89年~90年にテレビ東京で放映されたTVアニメと過去の作品はどれも未見なのでそれらとの比較は出来ません。ごめんなさい。ちなみに――Wikipediaの情報なので怪しいですが――テレビ東京版は視聴率が伸び悩んだにも関わらず、スポンサーが広告として評価した為に2クールから4クールに延長されたそうです(そういうこともあるのですね)。機会があれば(というよりこれこそがきっかけなので自分で作らなければ観ることはなさそうですが)過去の作品も観てみたいです。