2018年1月13日土曜日

『マジンガーZ』第1巻を読んだ

 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』が公開されるということで、永井豪先生の漫画『マジンガーZ』を読んでいました。『はいからさんが通る』を読んだときにも(と言ってもこちらは1巻の途中までしか読んでいない)思ったのですが、昔の漫画ってテンポが良くてサクサク読めますね(考えたらドラえもんなんかもそうだったかも)。

 マジンガーZ自体はスパロボで触れた程度でしか知らなかったのですが、兜甲児くんも両親がいなくて料理が得意になった子だったのですね(アニメ版だとルミというお手伝いさんがいるらしいけど)。そして弟は「シロー」くんなんだそうです。Fateの衛宮士郎くんの設定は『マジンガーZ』のオマージュだったりするんでしょうか(ただの偶然かしら)。

 お話の内容はまだ1巻だから何とも言えないとはいえ、期待していた通りのスーパーロボット物って感じで良かったです。「神にも悪魔にも」なれるというマジンガーZの圧倒的な強さがこれでもかと描かれるのは単純に気持ちいいですし、そのような絶大な力を好きに使え、世界を手玉に取るが良いと言い残しこの世を去った祖父の言葉を受けて、人の為に使うことを選択する甲児くんも主人公らしくていいです。脳に機械を埋め込まれ、考えること自体を放棄させられてしまっている兵士との対比も面白く、「じぶんで考える必要がないんだ」「すべて命令どおり動けばいい」「なんの悩みもなくなるんだ」と言う兵士を、人として考え悩むがゆえに甲児くんは殺せないんですよね。

 2巻からは敵も強力になって来るでしょうし、今後の展開が楽しみです。