2018年4月20日金曜日

雑記――2018-04-20

 これは私自身にもそういう傾向があるから自戒を込めて記すのですが、自分と異なる意見を述べているころを2, 3回見ただけで「こいつ頭悪いな」とか「こいつとは合わないな」などと思ってしまうというのはありがちだなと思います。

 前者に関して言えば、自分と異なる意見だからといって相手が間違っているとは限らないし(自分からは勿論そう見えるものでしょうが、往々にして他人は自分が思っている以上にそのことに関して深く考えていたりするものです)、仮に間違っていたとしても人間なのでそういうこともたまにはあります。安易に他人の知性を低く見積もるべきではないような気がします。

 後者ついては、逆に考えればその数回以外の大抵のことは許容できるわけですし、それらに目をつぶってしまえば、関係を継続できるということですよね。たった2, 3の価値観の相違で関係を断ってしまうのは勿体ないように思います。無論、何をどこまで許容するのかは人それぞれなので、たとえ少数であってもそれらがどうしても受け付けない内容なのであれば仕方ないのでしょうけれども、ことネット上の人間関係においては絶縁という手段があまりに頻繁に採られるような気がします。

 「カジュアルブロック」「所詮ネットの関係」という言葉に象徴されるように、多くの人にとってネット上の知り合いというものは、手軽に得て手軽に捨てられる――とまではいかないまでも努力してまで維持するには値しない程度のものなのだろうなと思います。私はリアルで友人がそれほど多くない(引っ越したので今の環境では0です)こと、できるだけ友情は重んじたいと思っていること、常にTwitterに入り浸っていること、ネットとリアルで友人の区別をしないことなどの要因が組み合わさっているので、上記のような思考になってしまうのですけれども、普通はそこまでネットの人間について重く考えないのでしょうね(だからといってそれを悪く言うつもりもありません)。